しゃっくりは、横隔膜と肋間筋と呼ばれる呼吸筋が突然収縮し、声門が閉じて起こる症状です。原因は様々ですが、一般的には以下のものが挙げられます。
- 急激な温度変化: 冷たいものを飲んだり、冷たい空気を吸ったりしたとき
- 刺激物: アルコールや炭酸飲料、香辛料など
- 暴飲暴食: 早食いや食べ過ぎ
- 胃腸の異常: 胃酸の逆流や胃拡張など
- ストレス: 精神的な緊張や興奮
- 薬の副作用: 抗がん剤や抗精神薬など
しゃっくりを止める方法
しゃっくりは多くの場合、自然に治まります。しかし、長時間続く場合は、以下の方法を試してみる価値があります。
1. 息を止める
ゆっくりと息を吸い込み、10秒ほど息を止めてからゆっくりと吐き出す。これを数回繰り返す。
2. 水を飲む
コップ1杯の水をゆっくりと飲む。
3. 舌を出す
舌を思いっきり出し、10秒ほどそのままキープする。
4. 膝を抱えて前かがみになる
膝を抱えて前かがみになり、胸を圧迫する。
5. びっくりさせる
誰かに後ろから声をかけたり、驚かせたりする。
6. ツボを押す
鎖骨の下にある「天突(てんちゅう)」というツボを押す。
7. 薬を服用する
症状が長引く場合は、医師に相談の上、しゃっくり止めの薬を服用する。
注意事項
上記の方法を試してもしゃっくりが止まらない場合は、病気が原因の可能性もあります。特に、以下の症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 48時間以上しゃっくりが続く
- 発熱、嘔吐、腹痛などの症状がある
- 呼吸困難や意識障害がある
その他
しゃっくりは誰でも起こる可能性のある症状ですが、生活習慣の改善によって予防することもできます。
- 早食いや食べ過ぎを避ける
- 冷たいものを控える
- ストレスを溜めない
- 規則正しい生活を送る
これらの習慣を心がけることで、しゃっくりの発生頻度を減らすことができます。
